暑さ対策100選 猛暑の蒸し暑さ 熱帯夜の寝苦しさ まとめて涼しく

夏の暑さは赤ちゃんにも
ダメージ。対策はしっかりと

赤ちゃんの暑さ対策

 赤ちゃんは汗っかき

赤ちゃんは汗っかきで暑がり。
とはいえ赤ちゃんは口をきけません。暑い!というサインを見逃さないようにしながら、なおかつ過剰に冷やしたりしないよう、適切な暑さ対策を施しましょう。

眠る赤ちゃん

 111:なぜ赤ちゃんは暑がりなの?

赤ちゃんは汗っかき。その理由は汗の出口である汗腺にヒミツがあるからです。
実は汗腺の数は赤ちゃんと大人では同じ数。成長しても汗腺の数が増えないということは、身体が小さな赤ちゃんの汗腺の密度は大人の密度よりも高い、ということになります。
だから赤ちゃんは汗をかきやすいのです。しかも大人の2倍以上の汗をかきます。

パパに抱っこされる赤ちゃん

さらに赤ちゃんは体温調節中枢が未熟なため、気温と体温が連動して上下してしまう性質があります。
赤ちゃんはよく布団を蹴飛ばしてしまいますが、これも布団の中に熱がこもって体温が上がるせい。おまけにたくさんかいた汗がひいてしまうと、汗が冷えて風邪の原因にもなるので要注意です。

 112:エアコンは使ってもOK?

夏場、赤ちゃんにとって過ごしやすい気温は25~28℃
つまり深夜から朝にかけては扇風機だけでOKということになりますが、陽が射しこむ時間になると気温もぐんぐん上がりますので、さすがに扇風機だけでやり過ごすのは難しくなります。

一日中エアコンが効いた快適な部屋で過ごさせるのも、赤ちゃんの体温調節機能が育たなくなってしまいますので、気温や湿度と照らし合わせながら上手くエアコンを活用するようにしましょう。

エアコンのスイッチオン
▲エアコンは賢く使う

エアコンの風の吹き出し口は下向きではなく上向きで。赤ちゃんに直接冷風が当たらないようにするためです。冷たい空気は下へ落ちて行く習性がありますので、エアコンと扇風機を併用して空気が上手く循環するようにしてください。

エアコンは点けたり消したりを繰り返さないこと。室温の上昇下降が頻繁に起きると、赤ちゃんは汗をかき、引いた汗が体熱を奪い、風邪をひく…ということになりかねません。

 113:家の中での過ごしかた

エアコンを上手に使いつつ、さらに次の点についても留意して、しっかりと赤ちゃんの体調管理を。

まずはベビーベッド。
直射日光が当たる窓際に設置したりしていませんか? できるならば窓際を避けて設置し、どうしても窓際にしか設置場所がないのならば、窓の外にヨシズを立てるとか、スダレを垂らすとかの工夫をしましょう。
スダレの場合、部屋の内側に垂らしてはいけません。必ず屋外に設置を。
また窓に遮熱シートを貼るのも有効です。

カーテン
▲日射しが入ると暑さもアップ

ベビーベッドも布団の上にゴザを敷くなどの工夫をし、背中がむれないようにします。かけぶとんは薄手のタオルケットなどを、お腹まわりに掛けます。手足には掛ける必要ありません。

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 114:赤ちゃんの汗対策

夏場の赤ちゃんの普段着、迷いますよね。徹底的に薄着にすればいいのか、それとも1枚多めに着せるべきか…
生後2ヶ月くらいまでは大人が着ている服の枚数プラス1枚が標準とされていますが、真昼の暑い時間に肌着に加えてカバーオールまで着せるのはさすがに赤ちゃんも暑いと感じるはず。
そのあたりは臨機応変に赤ちゃんの様子を窺って増減するようにしましょう。

しかしながら袖がないほうが涼しいだろうとノースリーブの肌着を着せるのはNG。
肩が冷えますし、腋の汗を吸いとれないので、あせもになりやすくなります。

眠る赤ちゃん
▲ノースリーブだとあせもを招きます

生後2カ月を超えた頃からは大人と同じ服の枚数にし、3ヶ月を過ぎたら大人が着ている服の枚数マイナス1枚を標準とします。
この頃になると赤ちゃんは手足をバタバタしはじめます。激しく手足を動かしても足やお腹が出ないよう、スナップで留められるコンビ肌着を活用しましょう。

いずれにせよ赤ちゃんは汗っかきなので、知らずと暑がっていることも多々あります。お腹や背中に汗をかいているときは、早めに汗を拭きとり、肌着を着替えさせて、場合によっては室温を少し下げるなどの対処を。

特に背中は汗をかきやすいので、肌着の下に差し込む汗とりパッドを活用すると便利です。汗をかいたら赤ちゃんが寝ている間でもラクラクで取り替えることができます。

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赤ちゃんの暑さ対策その2