家電が結構な熱を発生しているのです
暑さ対策をいろいろ実践して涼しい室内環境を作っても、そのそばから熱を発生させてしまっては元も子もありません。
熱の発生源といえば、やはり家電製品。便利なので使いたくなる気持ちはやまやまですが、もう少し工夫を凝らしてなるべく家電から発生する熱を抑えていきましょう。
73:ガスレンジを極力使わない
夏のキッチンは地獄…。暑さに汗だくになりながら煮炊きをするのはやはり堪えがたいものです。
その熱の発生源は、やはりガスレンジとオーブン。ガスを燃焼させて熱を発するわけですから、室温はぐんぐん上昇してしまいます。
そこで、夏場はなるべくガスレンジやオーブンを使わない調理で済ませましょう。具体的には熱を通さずに食べるサラダや酢のもの、和えものを献立に加えます。茹でるなどの熱を通す必要があるものは、電子レンジで代用するなどの方法で。
また、ガスレンジを使う場合も、朝の涼しいうちに煮炊きを済ませておいて、皿に小分けにして熱が取れたら冷蔵庫で保存。あとは食べる前に電子レンジで温め直すだけにしておけば良いですね。
74:エアコンのタイプを確認しておく
エアコンで涼をとるときには、「冷房」「ドライ(除湿)」ふたつの方法があります。蒸し暑いときは「ドライ(除湿)」を使って湿度を下げる人も多いはず。
エアコンのスイッチを入れるその前に、まずエアコンの説明書を一読しておきましょう。
実は「ドライ(除湿)運転」には弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があるのです。後者の「再熱除湿」はなんと冷房運転よりも消費電力が多く、余計に電気代がかかってしまいます。
きっちり調べてからスイッチを入れるようにしましょう。詳しくはこちらもチェック。
75:食器は自然乾燥で
食器洗い機や食器乾燥機もまた乾燥時に熱を発生させます。
コレを防ぐには、アナログ的ですが、ふきんで滴を拭き取るのが一番。もしくは乾燥機内に立て掛けておき、自然乾燥させます。
とにかく、熱を出す家電製品を極力使わないことが一番なのです。
76:炊飯器は屋外で使う
米飯を炊く炊飯ジャー。炊き立てのごはんが美味しいのはもちろんですが、炊飯時に結構な温度の蒸気が出ますよね。ジャー自体も熱を帯びます。
そこで炊飯時に内釜をセットしたら、コードは室内のコンセントに差し込み、本体は屋外に出してしまいましょう。ベランダや勝手口あたりに置いて炊飯すれば、蒸気や熱が屋内に入って来ません。
77:洗濯物も自然乾燥で
洗濯した衣類を乾燥させる場合、乾燥機を使うことも多いですが、当然それも熱を発するわけです。
雨天続きで洗濯物が乾かない…と言う場合は止むをえませんが、なるべく洗濯物は自然乾燥させましょう。
どうしてもそれでは間に合わないのなら、コインランドリーの乾燥機能だけを利用するのも一つの方法ですね。
78:白熱灯をLEDに
白熱電球に比べて40倍も長持ちするLED電球。値段はまだまだ安いとは言えませんが、白熱電球と比べて電気代を1/5~1/6程度に削減できるのも大きな魅力です。
もうひとつのLED電球の特長は、熱を発しないこと。もちろん一切熱を出さないわけではありませんが、熱を光に変える仕組みで発光する白熱電球に比べるとその差は歴然です。
リビングルームなど、長時間の使用が見込まれる部屋の白熱電球はLED電球に取り換えてしまいましょう。
79:待機電力もカット!
細かいことですが、コンセントにつなぎっぱなしの家電製品も電力を消費していますので、わずかですが熱を発します。
ここまでくれば暑さ対策というよりも節電・節約対策になりますが、使わない家電の主電源は切り、コンセントから抜いておくようにしましょう。