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収穫を楽しみに涼しいグリーンカーテンを作ろう

グリーンカーテンを作ろう・実践編その2

グリーンカーテンを作ろう・実践編その2

暑さ対策にもってこいのグリーンカーテン。
花を植えるか野菜にするか決まりましたか? 植える時季に適した品種さえ選べば大丈夫。

あとはいくつか道具が必要になります。最低限のものでスタートして、必要に応じて揃えていってもOKです。
さあ、土いじりを始めましょう!結構楽しくてハマっちゃいますよ。

発芽
▲生長が楽しみです
  • 10-6:グリーンカーテンの道具を用意しよう

種や苗のほかにも、グリーンカーテン作りにはいろいろな道具が必要になります。
イラストに挙がっている道具のほか、ふるいや、剪定ハサミなどが必要になる場合もあります。

プランター、培養土などの土&肥料、ネット、鉢底石、スコップ、ビニールポット、麻ひも、支柱
▲グリーンカーテン作りに必要なもの
  • 10-7:グリーンカーテンを作ろう

道具の準備ができたら、早速グリーンカーテンを作ってみましょう。植える時季に注意して取り掛かります。
(※苗から育てる場合は工程6からはじめましょう)


1:種から育てる場合、まず発芽を促すために、空のペットボトルなどに種を入れて振り、種に小さな傷をつけます

2:ビニールポットに土(培養土)を入れて、種を2つほど深さ1cm程度の位置に埋めます

3:水をたっぷりやりましょう。あとはのんびり発芽を待ちます

工程2
▲種を植える深さは1cmくらいで
  • 10-8:グリーンカーテンを作ろう2

4:何日かで発芽します。もうしばらく待ちます

5:子葉(双葉)に続き本葉が2枚くらい生えたら、生育が遅いほうを根元からカットして間引きます。
もったいないからといって、片方を移し換えて育ててはいけません。根が絡まっていることが多いため、根が切れてしまい、両方ダメになってしまうおそれがあるためです

6:プランターに鉢底石を敷きます。その上に土を入れます。
●土の配合
赤玉土 5:黒土 2:ピートモス 1:バーミキュライト 1:腐葉土 1 を混ぜます。
※赤玉土はふるいにかけて、細かい土を取り除きます。ふるいに残った荒い土を使います。
土の配合が面倒だったり、多量に栽培するわけではないのであれば培養土を使いましょう

7:ビニールポットの底から根が出てくるようになったら、プランターへ移し替えます。根を傷つけないよう、そっと土ごと植えかえます。
その際、苗は15cm以上離して植えましょう。(大きく育つ品種なら30cm以上離したほうが無難です)

工程5、工程6、工程7
▲植え替えは余裕をもった幅で
  • 10-9:グリーンカーテンを作ろう3

8:プランターの背後に支柱を立てます。支柱は少なくとも2m以上の長さが必要です。
続いて支柱の上部をさらに棒や丈夫な紐で繋ぎ、そこにネットを吊るし、各所を麻紐で結んで固定しましょう。
成長するとかなりの重量が支柱とネットにかかってきますので、倒れないようにしっかりと

9:本葉が増えて茎が枝分かれするようになったら、本茎(親蔓)の先端を切り取ります。枝茎(子蔓、孫蔓)へ栄養が行くようにするためです

10:蔓が伸びてきたら、這わせたい方向へ蔓をテープなどで固定します。
金属やアルミのベランダの手すりなどの日射しを受けて高温になるものに巻きつくと、蔓が枯れてしまうので、注意します

11:水は忘れずしっかりあげましょう。プランターの場合は、庭植え以上に水が必要です。できれば真夏は朝夕と1日2回水を与えたほうがいいでしょう

工程8、工程9、工程10、工程11
▲ネットや支柱に茎を這わせる準備をします

12:全体的に50cmくらいに成長したら肥料を与えましょう。以後、2~3週間に1回程度肥料を与えます。肥料にもいろいろ種類がありますので、品種に合ったものを適量を守って。やりすぎは却って良くありません

13:たまにアブラムシや青虫などの害虫が湧きます。アブラムシなら牛乳やビールを霧吹きで散布したり、ガムテープでそっと虫を貼りつけて駆除します。
もしくは園芸用の殺虫剤を使うと良いでしょう

工程12、工程13
▲追肥は忘れず、やり過ぎずに
  • 10-10:グリーンカーテンを作ろう4

14:花が開いたら受粉です。自然に任せるのがベストですが、都会のマンションなどでは自家受粉をしたほうがいいかもしれません。おしべとめしべをくっつけるだけです

15:実が生ったら熟しすぎないうちに収穫しましょう

16:秋になり枯れたら種を採ったりしてから、ネットの蔓を外して片付けます。
多年草の場合は、枯れる場合は地上に出ている分だけを取り払い、地面に覆いをしておきます

工程12、工程13
▲実ができるといよいよ収穫が楽しみ

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