暑さ対策100選 猛暑の蒸し暑さ 熱帯夜の寝苦しさ まとめて涼しく

夏を涼しく、野菜も収穫!
一石二鳥グリーンカーテン

グリーンカーテンを作ろう・実践編

 流行りのようです。グリーンカーテン

地方自治体や企業、学校などで盛んに取り組まれている「グリーンカーテン」。
暑さ対策と目の保養、そして収穫をも兼ね備えた一石三鳥の緑の壁づくりは、みなさんの家の近所で実行されている家庭も多いのではないでしょうか。

茂る葉の遮熱効果プラス植物が持つ蒸散効果で快適、かつ野菜を植えれば収穫もできるというスグレモノの暑さ対策を実践しましょう!

グリーンカーテン

 プランター?それとも地面を使う?

グリーンカーテンを作るとき、マンションのベランダなら「プランター」を利用するしかありませんが、一戸建ての場合でも、庭の地面を掘り返すのがイヤだという場合は「プランター」を使用しましょう。プランターは根がしっかり張れるよう、深さと大きさにある程度余裕があるものを。

 種から育てる?苗を買う?

グリーンカーテンにする植物は種から育てるのが一般的ですが、楽チン派なら苗を買ってきて植えかえるという手があります。
発芽の失敗がないので初心者にオススメ。

苗
▲苗から育てると楽チンですね

注意すべきは時季。当然苗を植える時季よりも種を蒔く時季のほうが早いので、種蒔き派の人は時季を逃さないようにしましょう。

 野菜を植える?それとも花にする?

グリーンカーテンで植える植物、もちろん野菜ならなんでもよいというわけではありません。グリーンカーテンの主目的はあくまでも暑さ対策です。窓から入る日射しを防ぐことが第一。ある程度葉が這うように生い茂るタイプの野菜になります。

ですからニンジンやジャガイモのような根菜や、キャベツ、レタスのようなネットを葉が生い茂らない葉もの野菜は、当然グリーンカーテンには不向きです。

キャベツ
▲キャベツはグリーンカーテンには
残念ながら向きません

また、一年草か多年草かを選びましょう。一年草は秋になると枯れるもの。
多年草は年中枯れないもので、何年もかけて大きく育てます。
毎年植える作業が面倒なら多年草を選ぶとよいですが、部屋に入る日射しが欲しくなる冬場でも葉が茂っているものもあるため一長一短です。

 食用&日射も防げる野菜はコレ!

グリーンカーテンに適した野菜には以下のようなものがあります。
種蒔きや苗を植えかえる時季については、東京での時季を記載しています。高冷地や北国では遅めに、逆に南国では早めに設定しましょう。

ゴーヤ
ウリ科
一年草食用  
時季種蒔き:4月中旬~6月
苗から植える:5月~6月
特長 グリーンカーテンの定番。栽培面積も比較的少なくてすみ病害虫にも強いので、マンションのベランダでも容易に栽培できます。
暑さ対策として日射しを防ぐ能力は普通レベル。部屋が暗くなるのがイヤな人にはちょうどいいでしょう。
収穫したゴーヤはチャンプルーなどで美味しく楽しめます。
注意すべきは連作障害。同じ土だと翌年はうまく育ちません
ヘチマ
ウリ科
一年草食用  
時季種蒔き:4月中旬
苗から植える:5月上旬~中旬
特長 葉がかなり生い茂るので、日射しをシャットアウトする効果はピカイチ。部屋が少々暗くなっても構わない場所に植えましょう。
グングン育つため、プランターの場合は深く広めに土を入れます。
ヘチマ水やタワシにしたり、炒め物にしたり楽しみ方もさまざま。
やはり連作障害には注意が必要で、ウリ科の作物が育ったあとの土では育ちにくくなります
キュウリ
ウリ科
一年草食用  
時季種蒔き:4月中旬~5月
苗から植える:5月中旬~7月
特長 種を蒔く場合は地温が充分に上がってから。収穫量に重点を置かないなら苗から育てた方が簡単です。
プランターなら1つにつき苗は2本で充分。そのかわり肥料はしっかり与えておきましょう。
雌花が枯れた直後くらいで収穫します。実が育ち過ぎると味が落ちるためです。
遮熱効果はゴーヤとヘチマの中間くらいです
サヤインゲン
マメ科
一年草食用  
時季種蒔き:5月~6月中旬
苗から植える:5月中旬~6月
特長 25℃以上の高温になると花が落ちやすく収穫ができなくなるため、収穫が盛夏時に重ならないようにします。種を蒔く時季をずらすなどの工夫が必要です。
プランターなら1つにつき苗は2本。大きめのプランターにしましょう。
連作障害を起こしやすいため、前年にマメ科植物を植えた土には植えないように
ナタマメ
マメ科
一年草食用  
時季種蒔き:5月上旬~5月中旬
苗から植える:5月中旬~5月下旬
特長 漢方薬にも使われるナタマメ。白い花と白い豆の白ナタマメを栽培しましょう。赤い花と赤い豆の赤ナタマメは毒があります。
プランターで育てる場合は大型のものを。蔓がのびるので、ネットではなく支柱を立てて蒔きつけるように這わせるとよいでしょう。
やはり連作障害があるため、マメ科を育てたあとの土に植えてはいけません
ハヤトウリ
ウリ科
多年草食用  
時季実を植える:4月下旬~5月
特長 独特の形の実をしたウリで、奈良漬や塩漬け、酢のもの、炒めものにできます。また新芽も食用になります。
種ではなく果実のまま植えるのも特長。茎側を斜め上方向に実の半分くらいが土に埋まるように浅く植えます。プランターなら1個につき1株で充分です。
霜が降りると地上部が枯れますが、藁を敷いて防寒すればそのまま越年できます
シカクマメ
マメ科
一年草食用  
時季種蒔き:5月中旬
特長 本来は多年草ですが寒さに弱いため日本では一年草に分類されます。
大きなプランターか庭に植え、ネットと支柱でカーテンを作りましょう。
実はてんぷらやサラダ、炒め物に。
連作障害が発生しやすいのでマメ科の植物を植えたあとの土では育ちません
ツルムラサキ
ツルムラサキ科
一年草食用  
時季種蒔き:4月下旬~5月中旬
苗から植える:5月中旬~5月下旬
特長 青い茎のものと赤い茎のものがあり、葉や茎を食用にします。赤い品種は観賞用としても人気です。
蔓は2mほど伸びます。ネットではなく支柱を設置するのが良いでしょう。
食用時の収穫は伸びた茎の先端から15cmくらいのところまでを切ります

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 目の保養&日射防止なら花を植えよう

グリーンカーテンに適した花には、以下のようなものがあります。
種蒔きや苗を植えかえる時季については東京での時季を記載しています。高冷地や北国では遅めに、逆に南国では早めに設定しましょう。

アサガオ
ヒルガオ科
一年草観賞用  
時季種蒔き:5月中旬~5月下旬
苗から植える:5月下旬~6月上旬
特長 小学校低学年のときに、学校で育てた人も多いのではないでしょうか。生長が早い上に育てやすいので、初心者にぴったりです。
プランターで育てる場合は大きめのものを用意しましょう。
蔓が長く伸びると下葉が枯れ落ちやすくなるので、伸びてきた蔓の先端部分を摘み取りましょう。株の下のほうの枝数を増やすためです
ノアサガオ
ヒルガオ科
多年草観賞用  
時季苗から植える:5月上旬~5月中旬
特長 一年草のアサガオによく似ていますが、格段に丈夫で6月下旬あたりから11月頃まで花を咲かせます。
種ではなく苗から育てます。プランターで育てる場合は大きめのものを用意。繁茂が激しいので、ネットと支柱を上手く使いましょう。
霜が降りると地上部が枯れますが枯れた部分を切り、盛り土をしておけばそのまま越年できます
ヨルガオ
ヒルガオ科
一年草観賞用  
時季種蒔き:5月中旬~5月下旬
苗から植える:6月上旬~6月下旬
特長 夕方になると甘い香りとともに白い大きな花を咲かせるヨルガオはユウガオの名前でも知られていますが、カンピョウの原料となるウリ科のユウガオとは同名ですが別品種です。
気温が20度を越えないと発芽しないため、早めに種を蒔いてはいけません。
蔓が伸びてきたら、まっすぐ上に向かわせるのではなく、左や右にジグザグになるように随時蔓を曲げて誘導してあげると、カーテンの上から下まで均等に花が咲きます
フウセンカズラ
ムクロジ科
一年草観賞用  
時季種蒔き:5月中旬~5月下旬
苗から植える:5月下旬~6月上旬
特長 名前の通り紙風船のように膨らんだ袋の実が生る植物で、実はドライフラワーなどにされます。
種もハート模様でかわいらしく、英語でもheart peaとそのままの名前で呼ばれています。
5月になってから種を蒔きます。早めに蒔くと発芽しません。
ネットと支柱両方を使ってカーテンを作るとよいでしょう
クレマチス
キンポウゲ科
多年草観賞用  
時季苗から植える:3月~5月、10月
特長 世界中に300もの品種があるクレマチスは苗から育てます。
剪定をすることで株立ちがよくなりますが、品種によって剪定の季節や剪定場所が異なるため注意が必要ですので、苗を買う時は品種名を把握しておきましょう。タイプが「旧枝咲き」「新枝咲き」「新旧両枝咲き」の大きく分けて3つに分類されます。
さらに冬に落葉するものと、常緑のものがあります

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何を植えるか決まったら、いよいよ実際に植えていきましょう。

グリーンカーテンを作ろう・実践編その2