暑さ対策100選 猛暑の蒸し暑さ 熱帯夜の寝苦しさ まとめて涼しく

気にかけておきたい
赤ちゃんの汗対策

赤ちゃんの暑さ対策その2

 115:赤ちゃんの汗対策その2

赤ちゃんが暑いのか暑くないのか判断するには、服の下に手を入れてお腹や背中を触ってみるのが一般的です。手や足を触って冷たく感じても、お腹や背中が温かければ適温状態。

翻って、お腹や背中が冷たく感じた場合は寒いと感じている証拠です。この場合は1枚重ね着するか寝具(タオルケットなど)を増やします。
そしてお腹や背中が汗だくな場合は、当然暑いと感じているわけです。汗をすぐ拭き取り、1枚薄着にするなり、室温を下げるなりの対策を取りましょう。

夏場の赤ちゃん

暑さ対策に保冷剤を使う手もありますが、凍らせて固くなった保冷剤を頭の下に敷くのは、さすがに不快に感じる赤ちゃんも多いはず。
それに赤ちゃんは首がまだ不安定。生後5~6ヶ月くらいまでは、首がすわらず、枕を使うと首周りの骨格や筋肉に過剰な負担がかかりがちです。まして固い保冷剤だとなおさらの負担になりますので、やめておきましょう。
生後5~6ヶ月目以降ならば、冷凍しても固くならないジェルタイプの保冷剤を薄手のタオルでくるんで枕がわりにしても大丈夫です。その場合、冷えすぎには注意を払ってください。

 116:夏の授乳のコツ

暑い夏場の授乳はママも大変。ただでさえ暑いのに、赤ちゃんと肌が密着してしまうので、ママも汗ダラダラ…

とはいえ母乳で育てているのなら、授乳しないわけにはいきません。夏の暑い時季、赤ちゃんは水分不足によって脱水症状に陥ることもよくあるのです。
ちなみに離乳開始前の赤ちゃんは母乳だけで水分補給できますので、無理に他の飲みものを与える必要はありません。

授乳

授乳期のママの夏のスタイルは、薄手の前開きブラウスが楽チン。Tシャツよりも楽に授乳できますし、風通しも良好。母乳パッドを使用しているのなら、なるべくこまめに取り替え、蒸れからくるあせもにならないようにしましょう。

そしてママの首元には保冷剤を忍ばせたタオルなどを巻き、授乳の時間に限定して扇風機の風(弱風)を受けるのも良い方法です。

また授乳クッションも活用しましょう。腕で赤ちゃんを支えなくて良いので、肌に触れる面積が減り、汗だくになりません。
授乳クッションは厚みがしっかりあり(20cmくらい)、へたらず、ある程度の固さがあるものを選ぶと授乳しやすいので、選ぶ時は厚みと固さを要チェックです。

授乳クッション

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 117:夏の水分補給の鉄則

母乳ではなくミルクで育てている場合、暑いんだからミルクも冷やしたほうが…なんてことを考えてしまいそうですが、赤ちゃんが飲むときのミルクの温度は季節を問わず40℃。
夏だから20℃でOKなんてことはありません。理由は単純。冷たい飲み物は胃腸を冷やしてしまうからです。
与えるミルクの温度を下げるのではなく、ミルクを飲む赤ちゃんの居場所の室温を下げるなどの処置をとりましょう。

ミルクを飲む赤ちゃん

ちなみに赤ちゃんが必要とする水分量は、赤ちゃんの体重10kgまでは1日あたり100ml/1kgが適切だとされています。これは母乳やミルクを含めた量。
たとえば体重8kgの赤ちゃんの場合、1日に800ml程度の水分を摂ります。ただし夏場は汗をかきやすいので、そのぶん加味します。

ミルク以外で水分補給するときは、白湯(湯ざまし)か麦茶で。生後2ヶ月くらいから与えられます。
特に風呂上がりは喉が渇きます。まずは風呂上がりに少し与えてみて、ミルク以外の飲みものの味に少しずつ慣れさせましょう。

また夜、目が覚めた時にも、水分補給を忘れずに。

 118:赤ちゃんのおでかけ対策

真夏のおでかけは直射日光ギラギラ、熱気ムンムン。大人でさえうんざりするのですから、まして赤ちゃんには大きなストレスです。
おまけにベビーカーは熱を帯びたアスファルトからの距離が近く、おまけに照り返しによる熱射がベビーカーを直撃します。真夏の外出によって、わたしたち大人が感じる以上に赤ちゃんは暑い環境に晒されることになるわけです。
気温がぐんぐん上がる10時ごろから16時ごろまでは、なるべく外出は避けて、自宅で過ごさせるのがベスト。

夏のおでかけ

そうは言っても買い物にも出かけなきゃいけないし、検診だ、役所の手続きだ、なんだかんだと日中のおでかけを余儀なくされることはあるものです。
ならば赤ちゃんの暑さ対策をしっかり施して外出しましょう。

ベビーカーで歩いて外出する場合でも、車ででかける場合でも、まず施したいのが日よけ。ベビーカーに幌はついていますが、もっと大きく幅広でしっかり日射しを防いでくれるものを取りつけます。
車の場合はサイドから入る日射しをシャットアウトするカーテンなどを設置しましょう。

そしてもちろん赤ちゃんには帽子を忘れずに。

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 119:保冷剤を活用しよう

ケーキなどを買った時についてくる小さな保冷剤。これを活用しない手はありません。捨てずにとっておき、夏場はどんどん冷凍庫に放り込んでおきましょう。
おでかけのときに、冷凍庫から数個取り出し、タオルで軽く巻いてベビーカーの背中部分にオン。タオルを縫って小さな巾着袋を作り、そこに保冷剤を入れて使えば、タオルから保冷剤が滑り落ちないので便利です。
また、ベビーカーに設置するひんやりするシートも販売されていますので、それを購入するのも良いでしょう。

パパとおでかけ

いくら対策しても汗をかいてしまうのが夏の炎天下。
汗ふきタオルを必ず持参して、汗を拭き取ってあげてください。ぬぐうよりも、そっとあてがって汗を吸わせる感じで。
水で湿らせたタオルを絞って冷凍し、保冷バッグに入れて持ち歩くのも良いアイデアです。

当然、飲みものはしっかりと持って行きましょう。麦茶が手軽で人気のようです。

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